2004年09月29日

『アタック・ザ・ガス・ステーション』

アタック・ザ・ガス・ステーション!

監督:キム・サンジン
出演:イ・ソンジェ、ユ・オソン、カン・ソンジン、ユ・ジテ

最近の韓流ブームはもの凄いことになってるけど、これは結構前に公開された作品なので、
日本ではイマイチ知名度の低い作品かも。好き嫌いもハッキリ別れそうな映画だし(日本で言う韓国の四天王は誰一人として出てないし、ね)。
本国の韓国では、若い世代を中心にヒットした作品だそう。まぁ、ストーリーからして若者向けなのだろうけど。

ストーリーはかなり単純。簡単にまとめてしまえば、素行不良の若い兄ちゃん4人組が、ガソリン・スタンドを襲撃するってだけの話ですから。
でも、襲撃したガソリンスタンドのレジに小銭しかなくて、頭にきた4人は社長やバイトの店員を縛り上げて監禁したり、何も知らずに訪れた客に店員のふりをして給油してたり、気に入らない客はトランクに詰め込んだり、やりたい放題!
私だったらレジに小銭しかなくて頭にきたとしても、さっさとトンズラすると思うのだけど。

だけど、よく観てると韓国の社会事情がそれなりにわかる作品でもあったりする。

例えば、主役の4人(ノーマーク、タンタラ、無鉄砲、ペイント)のうち、リーダー格の「ノーマーク」は野球に打ち込んいでた若者なのだけど、親からの金を要求する監督に反発して野球をやめてしまっている。彼は裕福な家の子でもないようなので、「渡さなかった」=「渡す事が出来ない」って感じ。韓国は日本以上に学歴や学閥を重んじる傾向が強い上、ちょっと前までは、スポーツ選手になるのにも、本人の才能+家が裕福ってのが当たり前だったのだとか。だから、ノーマークは才能がどうと言う以前に、家庭の事情=裕福ではない家の子ってだけで落ちこぼれなんでしょうな、たぶん。

反対にペイントは裕福な家の出なのだけど、勉強よりも大好きな絵を描きたいと言って、父親を激怒させて勘当状態になってる。これに関しては、日本の家庭にでも起こっても不思議じゃないけど。「そんなくだらん事してないで、勉強していい学校を出ろっ!」って親は、世界中どこにでもいるだろうし。
タンタラや無鉄砲の二人も、それぞれ劣等感を抱きながら生きてる。そういう所が韓国の若者にうけたのだろうとは思う。

上にも書いたけど、韓国の学歴重視・学閥重視は相当なもの。今はどうか知らないけど。私が文通(懐かしい響きだ・・・)してた韓国人の男の子なんて、「朝は7時前に学校へ行って、夜帰ってくるのが12時近くになっちゃった・・・」だとか、よく手紙に書いてあったし。
韓国の俳優も、大学卒って人が多いしね(真面目に勉強してるかって言うと「?」な人もいるらしいが・・・)。
全員が・・・って訳ではないにしても、「〜大卒」って人が相当数いるもの。俳優として売れてから大学に入り直してる人もいるし。凄い人になると、「ハーバード大卒」なんてのまでいる。日本の芸能界みたいに「東大卒」でチヤホヤされてるのとは大違いだわね。

主役の4人以外の登場人物もキャラ的に面白いので、一度波に乗ってしまえば「面白い!」と思える映画なんだろうけど、波に乗れなかったら・・・果てしなく退屈な映画と感じるかも。私としてはペイント役のユ・ジテが観れるっちゅうだけで満足(笑)

とにかく、私の場合は「ノーマーク」を演じたイ・ソンジュ主演の『エンジェル・スノー』を観て号泣し、「無鉄砲」ことユ・オソンの『友へ/チング』を観てまたも泣いた上に、カン・ソンジン(タンタラ)の出てる『シルミド』で大泣き。ユ・ジテに至っては、出演作のうち日本で発売されたDVDは全て持っているくらい好きなので、この作品には結構思い入れが強かったりするんだな(笑)
posted by こた at 00:25 | 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | movie>ユ・ジテ
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