2005年01月23日

『箪笥』

箪笥

監督:キム・ジウン
出演:イム・スジョン 、ムン・グニョン 、ヨム・ジョンア、キム・ガプズ

公開時、映画館に貼ってあったポスターを見ていたので「何かオドロオドロしそうな映画だな〜」と言う印象があったのだけれど、いざ観てみるとそうでもないなぁ・・
怖くもないし、「オドロオドロしい」というよりは「物悲しい」映画でした。

とにかく、全編通したら全く怖い映画ではないけれど、本編の初めの方で二人姉妹(この映画の主人公)が入院していた病院から自宅に帰って来るシーン。
この姉妹を待ち構えていたかの様に継母が登場するのだけれど、その継母が凄い早口で姉妹に向って話しているシーンがあって、そのシーンの継母の顔が怖い!何か尋常じゃない感じがヒシヒシと伝わってくる「顔つき」です。
で、この継母役の人、『H/エイチ』って映画にも出てたし、ハン・ソッキュ主演の『カル』にも出てるけど、全部「最悪のパターンで終わるストーリー」ばかり。
この『箪笥』でも最後は「ロクな事になってないわね、きっと」って感じだったし。

私がこの映画を見て一番強く思ったのは、この映画の主人公でもある姉妹が置かれている状況が凄く可哀想ってこと。特に妹の方は姉に比べて自己主張しないキャラなので、よけいに可哀想な感じがしました。
姉の方は「妹を守ってあげなくちゃ!」と言う意識が強すぎたが為に、結局は精神を病んでしまったみたいなので、よくよく考えると姉の方が辛かったのかな?とも思うけれど。

姉妹の父親には、「何考えてるんだ、このオヤジは?」ってくらい不快感を感じました。
最後に「箪笥にまつわる悲劇」が何だったのか明かされるシーンがあるのだけれど、もとを正せばこの悲劇が起ったのも、この父親が原因をつくってるみたいだったし。
おまけに、「曰くつきの箪笥」なんぞ普通はサッサと処分しちゃうと思うのだけど、それすらしてないし。
思春期の女の子って色々な面で敏感になっているのに、忌まわしい思い出の残る箪笥をそのままにしておくだなんて、ちょっと配慮が足りないと思うのですが。

最後まで観ての感想を書くと、この作品はホラーはホラーでも、ビジュアル的な恐怖よりも精神的な怖さを出したかったのでしょうが、本当に怖くないお話でした。
あと気になったのが、何の意味もなく「貞子+伽椰子」みたいのが出てくるシーンがあること。しかも、そのシーンは全く怖くないですし。
むしろ「何の為にあのシーンがあったの?」と聞きたくなるくらい無駄だと思うし、ストーリーにも全然絡んでこないので?な感じ。あのシーンは本当に必要ないです、この作品には。

ホラーとしての怖さはあまりないけれど、不思議な雰囲気を持った作品でした。
posted by こた at 23:26 | ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | movie>韓国映画
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